日本犯罪心理学会主催全国研修会
日本犯罪心理学会主催第5回全国研修会を、開催します。 奮ってご参加ください。

概要
犯罪心理学研究第1巻第1号が発刊されたのは1963年です。そこには遠藤辰雄、水島恵一、台利夫といった学会設立当時の錚々たる顔ぶれの先生方が執筆陣として名を連ねています。あれから60年の月日が経とうとしていますが、犯罪心理学研究はその歴史の中でどのように発展してきたのか、そして、私たちの研究は今後どこに向かうべきなのか、一度立ち止まって考える時期に来ているのではないかと思います。昨年の全国研修会で問うたように、犯罪心理学研究やそれに基づく実践は社会により開かれ、様々な形で還元されるべきものにしていく必要があります。
そこで、第5回研修会では、犯罪心理学研究の現在地を確認するとともに、今後求められる研究像を会員のみなさんとともに考える機会にしたいと思います。まず、基調講演の大渕憲一先生(東北大学名誉教授、本学会の元会長)から、犯罪心理学研究の歴史的展望を御自身が取り組まれてきた研究も交えてお話していただく予定です。第2部のシンポジウムでは、量的研究、実験研究、質的研究にそれぞれ取り組まれているシンポジストの先生方から研究実践のお話をしていただき、指定討論を経たうえで、全体でのディスカッションにつなげていきます。
犯罪心理学研究の更なる活性化に結びつく刺激的な研修会にしたいと考えていますので、皆さまの積極的な参加をお待ちしています。
参加申込について
- 参加対象者(参加資格)
- 日本犯罪心理学会の会員限定
※お申込みの時点で会員である必要があります。
- 会場
- 日本女子大学成瀬記念講堂(対面式開催です。新型コロナウイルス感染状況により、オンライン開催に変更する場合があります。ハイブリッド形式には致しません。)
- 参加費
- 2,000円(事前にお振込みいただきます。)
- 定員
- 90名(定員に達し次第、申込期間中であっても受付を締め切らせていただきます)
- 申込期間
- 2023年4月17日(月)~5月31日(水)
- 申込方法・注意事項
- お申込みは、日本犯罪心理学会のHPから行ってください。
参加申込をされて、事前に参加費を振り込まれた方に、研修資料のダウンロードの方法等をお知らせします。
参加申込は、本学会HPの申込システムで受け付けます。
申込期間中,下記に申込ボタンを設置しますので、申込システムにアクセスし、申込に必要な事項を入力して送信してください。お申込みいただいた順に受付し、事務局より参加費の振込先等について、メールにて個別に御連絡させていただきます。「日本犯罪心理学会主催全国研修会事務局」からのメール(jacp-kensyu@bunken.co.jp及びhanshin_kensyu@aol.jp)を受信できるよう、メール設定の確認をお願いします。
なお、お知らせいただいた個人情報は、本研修会の運営に係る事務にのみ利用させていただきます。
本研修会は、臨床心理士研修ポイントを取得できる対象です(日本臨床心理士資格認定協会が認める関連学会での諸活動に該当)。また、日本公認心理師協会のテーマ別研修(司法・犯罪分野)としての登録を申請する予定です。研修会に参加され、かつ希望された方には「受講証明書」等を発行しますので、研修会参加を証明する書類としてご利用ください。
証明書類の発行に必要な手続きについては、研修会当日にご案内します。
お問い合わせ先
本研修に関するお問合せは、hanshin_kensyu@aol.jpまで
過去の全国研修会
日程 | 会場 | テーマ |
---|---|---|
2022.7.3 | オンライン | 開かれた犯罪心理学の研究と実践①-「差別・偏見」の研究を識る |
2021.7.4 | オンライン | 刑事司法分野のより良き実践を目指して-エビデンスをつくり・つたえ・つかおう |
2019.7.20 | 日本女子大学 | 非行・犯罪臨床におけるアセスメント |
2018.6.30 | 日本女子大学 | 情状鑑定の実際から見た犯罪心理学の専門性と課題 |